プログラム概要

事業統括からのメッセージ

事業統括 森井 英一
副学長(学生支援担当)、学生生活委員会委員長、キャリアセンター長、次世代研究者育成推進室長

刻々と変容する社会において持続可能な集団とはどのような集団でしょうか。
それは、社会が抱える様々な課題を抽出し、それに対する解決法を示し、その解決法を社会がなるほどと納得するような集団だと考えます。

それでは、この集団はどのような人材を求めるでしょうか。
課題を自ら見つける能力、それに対して複数の解決方法を考えられる能力、そして何といっても情熱をもって課題を突破する能力をもつ人こそ、持続可能な集団が求める人材でしょう。

「何をするか。どうやってするか。とにかくやる。」「ダメだったら次はどうするか。考えてとにかくやる。」「またダメだったら次はどうするか。あきらめずに違う手を使ってやる。」といったサイクルをどんどん回しながら、変容する社会と呼応し課題を解決していく人こそ、求められる人材でしょう。

社会から求められる力強い博士人材とは、圧倒的な研究実践力により社会課題を解決し、未来社会を創造できる人材です。ラボに篭って高い研究実践力を身につけるとともに、社会に目を向け、自分の行っている研究で未来社会をどのように創造するのかといった社会実装力をも体得することが、次世代を担う挑戦的研究者に求められることと言えましょう。

本プロジェクトでは、研究実践力と社会実装力をともに兼ね備えた次世代挑戦的研究者を育成すべく、さまざまな企画を計画しています。ぜひこれらの企画を通して、力強い博士人材となり未来社会を創造してください。

プログラムの概要

「自分の研究を深化させる力」を滋養し、「未来を創造する力」を養い、「社会における即戦力」となる次世代研究者を育成することを目的に、出願者の中からプロジェクト生を選考採用します。
採用された方には、本プロジェクトで実施するキャリア開発・育成プログラムに参加頂きます(単位修得・修了審査)。
また、JST(科学技術振興機構)が実施する活動に参加、各種フォローアップ調査を受けて頂きます。

  • 次世代研究者挑戦的研究プログラム (JST) については、こちらから

大阪大学では令和3年度より、アカデミアのみならず広く社会のイノベーション創出で活躍できる博士人材の育成を目標として、「学際融合・社会連携を指向した双翼型大学院教育システム」(Double-Wing Academic Architecture: 通称DWAA) を推進しています。

  • DWAAについては、こちらから
  • 学際大学院機構についてはこちらから

本学が推進する新たな大学院教育スタイルであるDWAAの仕組みと考え方を理解し、幅広い視野をもつ人材を、多くの研究科から広く募集し、本プロジェクトを実施しています。