活動報告

【開催報告】FD研修「学際教育の方法」を開催しました(2025/5/21)

UPDATE: 2025.06.10

2025/5/21(水) 17:00-19:00にFD研修「学際教育の方法」をオンラインで開催しました。昨年の11/20(水)に開催した研修の第2弾で、参加者は13名でした。学際が求められる背景や国内外の状況について整理した後に、学際融合教育科目「大阪大学版 大学院での新しい学び方 -学際と社会関与をデザインする-」で行っている、生成AIを用いながら共同研究アイデアを考案するペアワークを2回実施しました。なるべく遠い分野の参加者同士でペアを組み、共同研究案を考えることを通して、「すごく離れている分野でもよく考えたら共同研究のアイディアがわいたので面白かったです」という感想が出てきました。また、大学院生だけでなく学部生も含め、「いろんな段階(学年)で学際教育の機会を持つこと、いろんな学生がいる環境で学ぶ機会をつくることが大切だと思います」という意見もありました。以下、感想の抜粋となります。今後も多様な分野の参加者との議論を通して、学際教育とは何かという知見を蓄積・展開していくことができればと思います。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

・共同研究の提案の手法を、講義で学習した知見や知識を生かした「ビジネスの提案」という形で使えるかもしれないと思った。工学系は必修科目が多く、多くの学生が共通の授業を受けている=共通の知識をベースにできるので、そこからどのような発想が広がっていくか学生の個性がでて面白いと思った。計画の実現性や具体性を評価の基準にしたら、自分の学習した知識を如何に使うかがポイントになるので授業の復習としても良いと思った。

 ・人文系は、基本的に個人研究であるため、大学院生などが共同研究の可能性に気づく機会として、「将来、実現できそうな共同研究のテーマ」を探すようなグループワークで取り入れると良いかもしれないと思いました。

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