博士課程教育リーディングプログラム

博士課程教育リーディングプログラムとは

広く産学官にわたりグローバルに活躍するリーダーを育成するための5年一貫*の教育プログラム。
各プログラムが定める修了要件を満たし、所属研究科の博士課程を修了することで、学位記にプログラム修了の旨が記載されます。

* プログラムによっては5年一貫でない履修方法もあり。

社会と知の統合
超域イノベーション博士課程プログラム

多くの専門分野にまたがる複雑な問題や課題の解決に挑んでいくために、社会システムに変革をもたらす真のイノベーション、超えることでしか生まれない「超域イノベーション」を実現する、ハイレベルの専門力と汎用力を兼ね備えた博士人材の養成を目指します。

プログラムの特徴
  1. 企業等と連携した社会課題についての実践的なプロジェクト学習の授業
  2. 世界の中心と周辺を知る海外研修
  3. 文理統合・学生参加型のコースワーク

超域イノベーション博士課程プログラムは、大阪大学が文部科学省による博士課程教育リーディングプログラムの枠組みのもとで2012年度にオールラウンド型として開設した副専攻方式による大学院の特別プログラムです。

2018年に本学における大学院教育の将来像を展望する「大学院改革ビジョン」が制定され、従来からの「知の探求」と「知と知の融合」の教育に加えて、新たに「社会と知の統合」が展開されることになり、当プログラムがそれを担います。

プログラムでは、文理を越えた14の研究科から選抜された履修生が集い、在籍研究科での専門性の追求を基軸として、専門の“境域”を越え、ものごとの本質をみつめる俯瞰力と、未知で複雑で、困難な課題の解決に挑んでいく独創性を育んでいく独自のコースワークが展開されています。

カリキュラム
5年一貫のカリキュラム
複数科目で体系的に構成
* 5年一貫ではない履修方法もあり
詳細はプログラムの内容と特徴およびカリキュラムの概要を参照
履修方法
応募の上、選抜あり
対象となる研究科・専攻に制限あり
詳細はこちら
知と知の融合
インタラクティブ物質科学・カデットプログラム

プログラム履修生を物質科学研究・事業における幹部候補生 (Materials Science Cadet) と位置付け、産・官・学といった幅広いセクターにおいて将来自らのスタイルで物質科学研究・事業における新たなトレンド・イノベーションを生み出す中核的な役割を担う博士人材の育成を目指すプログラムです。

プログラムの特徴
  1. 深い専門力に加え、複眼・俯瞰力、国際突破力等を研く
  2. 就職率100%
  3. 充実した履修生サポート体制

インタラクティブという語に包含される対話性・双方向性による相乗効果を基本理念に据えた物質科学教育・研究プログラムです。

基礎工学研究科、理学研究科、工学研究科より選抜されたプログラム履修生を物質科学研究・事業における幹部候補生 (Materials Science Cadet) と位置付け、化学・物理・物質合成・機能創成・物性評価・理論解析など物質科学の様々な領域・手法を専門とするプログラム担当教員が協働し、今現在クローズアップされている物質科学に関連する個々の課題を念頭におきながらも、それのみに捉われることなく、10~20年後に人類が超えていくべき課題に産・学・官のいずれの分野でも「物質科学」のセンスを持ち立ち向かえる博士人材を養成することを目指しています。

カリキュラム
5年一貫のカリキュラム
複数科目で体系的に構成
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履修方法
応募の上、選抜あり
対象となる研究科・専攻に制限あり
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知と知の融合
ヒューマンウェアイノベーション博士課程プログラム

ヒューマンウェアという新たな視点から、絶えず変化する社会環境を支えるための、柔軟性・頑強生・持続発展性を有するシステムを構築できる卓越したリーダー人材を、徹底した融合研究(斉同熟議)により育成します。

プログラムの特徴
  1. 徹底した融合研究(斉同熟議)
  2. メンター制度
  3. 経済支援(研究費/旅費/授業料免除)

本学位プログラムでは、ヒューマンウェアという新たな視点から、絶えず変化する社会環境を支え、柔軟性、頑強性、持続発展性を有するシステムを構築できる卓越したリーダー人材を、徹底した融合研究(斉同熟議)により育成します。具体的には、三つのダイナミクスの包括的な理解の下で、自ら課題を設定し、グループを組織・牽引してそれを解決することにより、災害時にも自律的復旧が可能な社会ネットワークを構築し、さらに、世代や立場を超えた人間同士のコミュニケーションやコミュニティ形成を促進する人間中心の情報技術を開発することによって、イノベーションの方向を転換へと導く人材を育成します。

こうして育成されたリーダー人材の生み出すイノベーションは、ややもすれば人間や環境に負担をかけ、発展不能な複雑なシステムを構築しがちであった従来のイノベーションと一線を画するものとなるはずです。

カリキュラム
5年一貫のカリキュラム
複数科目で体系的に構成
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履修方法
応募の上、選抜あり
対象となる研究科・専攻に制限あり
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知と知の融合
生体統御ネットワーク医学教育プログラム

生体統御システムを統合的に理解し、生命科学領域における融合研究を推進し、産学官においてグローバルに活躍し、難治性疾患を克服する治療法の開発を実現する次世代リーダーの育成を目指します。
※ 現在は、医学系研究科留学生特別選抜のみを対象

プログラムの特徴
  1. 異分野の研究や他者を知る能力
  2. 人的ネットワーク
  3. 行動力実践力の涵養

生命科学では、免疫・神経・再生などの分野が高度に専門化しましたが、生体システムを統合的に理解し、難治性疾患を克服するまでには至っていません。

このプログラムでは、生命科学に関する先進的研究成果をあげている研究者を、大阪大学の6研究科(医学系研究科、薬学研究科、工学研究科、生命機能研究科、理学研究科、歯学研究科)と6企業から結集し、分野の枠組みを超えた教育を行います。国際性豊かな、生命現象を俯瞰的に捉えることのできる「生体統御ネットワーク」研究者を養成することを目指します。

カリキュラム
5年一貫のカリキュラム
複数科目で体系的に構成
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履修方法
現在は、医学系研究科留学生特別選抜のみを対象
社会と知の統合
未来共生イノベーター博士課程プログラム

文系・理系の研究科から選抜された学生が主専攻で専門的知見を深めると同時に、他者に対する深い理解を伴う敬意 (respect) にもとづき、共通の未来に向けた斬新な共生モデルを具体的に創案・実施できる知識・技能・態度・行動力を兼ね備えた研究者・実践家の育成を目指します。
※ 2020年度からは人間科学研究科の学修証明プログラムとして新規生を募集

プログラムの特徴
  1. フィールドワーク
  2. 社会参加活動
  3. 海外インターンシップ

現代社会では、グローバリゼーションの名のもとに、国境の壁を超えて、人・モノ・カネ・情報が絶え間なく、しかも迅速かつ大量に行き来しています。そのなかで重要な社会的要請とされているものが「多文化共生社会の実現」です。本プログラムでは、本学の文系・理系の研究科から選抜された学生が主専攻で専門的知見を深めると同時に、他者に対する深い理解を伴う敬意 (respect) にもとづき、「多様で異なる背景や属性を有する人々が互いを高め合い、共通の未来に向けた斬新な共生モデルを具体的に創案・実施できる知識・技能・態度・行動力を兼ね備えた研究者・実践家」たる「未来共生イノベーター」の育成を目指します。

本プログラムを修了した者は、国内外のさまざまな場所でトップリーダーとしての俯瞰的・独創的な立場から「未来共生」を実践する役割が期待されます。

カリキュラム
5年一貫のカリキュラム
複数科目で体系的に構成
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履修方法
応募の上、選抜あり
対象となる研究科・専攻に制限あり
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