大学院生のための工学入門(マルチリンガル・エキスパート養成プログラム)
「マルチリンガルエキスパート養成プログラム」は、多言語に精通し、現代世界の喫緊の課題に取り組む専門的な知識を備え、グローバルに活躍できる人材を養成することを目的とする部局横断型教育プログラムである。本プログラムは、そのうちの大学院生向けプログラムとして実施するもので、プログラムに登録した学生に対して、学際融合・社会連携を指向した双翼型大学院教育システム(Double-Wing Academic Architecture)に則り、異なる学問・研究分野からなる複合領域を学修できるよう、工学研究科の工学に関する専門教育科目で構成されたプログラムを提供する。これにより、グローバル人材の育成において、工学にも通暁した人材を育てることを目指す。
身につく能力
本プログラムでの学修を通じて、以下①及び②~⑥の中のいずれかの能力を備えた方に修了認定証を授与する。
- 工学を学ぶにあたり初歩的な知識を持ち、理解できるようになる。
- 先端的な科学技術が学術論文作成のためだけのものではなく、世の中の課題を解決し、イノベーション創出につながるという意義と、それを裏付ける事例が把握できるようになる。
- イノベーション創出には、研究や技術に社会的意義や価値を持たせることが必要で、差別化のためには知的財産化や標準化に大きな意義があるという知識とその事例を把握できるようになる。
- 新たな知識や技術を実社会の課題解決に繋いで価値を持ったイノベーションに至らせるには、広い範囲から既存の技術やビジネスを集めて(オープンイノベーション)融合することが必要だという知識や事例を体験を経て把握できるようになる。
- 研究開発の企画や進め方、及び新技術の扱い方は、イノベーション創出のためにどうあるべきかという知識や事例を把握し、その成功や失敗の要因を分析できるようになる。
- 産業界等から講師を招いた講義により、先端バイオテクノロジーの産業への応用について理解し、説明できるようになる。
履修条件・履修方法
【履修対象】
令和6年4月(又は、10月入学の場合は、令和5年10月)に、人文学研究科博士前期課程の言語文化学専攻、外国学専攻、日本学専攻応用日本学コースのいずれかに入学する(した)者。
【定員】
若干名
【選考】
マルチリンガル・エキスパート養成学部プログラム修了生以外は選考の上、履修生を決定する。