ヒトはいかにして人になったか

このプログラムでは、人間を異なる観点から探究してきた二つの学問領域――人文学(哲学・文化人類学)と自然科学(霊長類行動生態学、進化人類学)――の知見を交差させ、現代の人間を考えるための基礎知識、鍵概念、そして複眼的な思考法を学びます。さまざまな社会課題に関心が集まるなか、社会とは何か、その主要な構成員とされる人間とは何かという基本的な問いは、しばしば見落とされがちです。しかしながら、「動物と人間」、「自然と社会」は、その連続性や境界が必ずしもはっきりしているわけではありません。そしてその境界領域でこそ、さまざまな「課題」が現れています。具体的な事象と最新の研究をとりあげ、現代の人間像の探究を通じて、来るべき社会とその課題を考えなおしてみることが、本プログラムの目的です。
- プログラム種別
- 高度副プログラム
- キーワード
- 哲学 文化人類学 霊長類行動生態学
- 申請方法
- KOAN申請
- 選抜・選考
- 選抜・選考 なし
- 修了要件単位数
- 5単位
- 連絡先
-
COデザインセンター:https://cscd.osaka-u.ac.jp/contact/
全学教育推進機構等事務部 横断教育・カリキュラム改革担当
E-MAIL: zenkyo-odankyoiku[at]office.osaka-u.ac.jp ([at]は@に置き換えてください。)
社会と知の統合
身につく能力
本プログラムでの学習を通じて、以下の能力を身に着けた方に修了証を授与します。
- 哲学・文化人類学における人間観について、その特徴を理解する
- 霊長類行動生態学、進化人類学における人間と動物のとらえ方について、その特徴を理解する
- 自らの専門分野・関心に基づいて、人間と社会について自分なりの考え方を説明できる
- 異なる専門分野の知見について、それぞれの違いを理解し、複眼的な思考ができるようになる