人間科学(共生の生態)(マルチリンガル・エキスパート養成プログラム)
「マルチリンガル・エキスパート養成プログラム」は、多言語に精通し、現代世界の喫緊の課題に取り組む専門的な知識を備え、グローバルに活躍できる人材を養成することを目的とする部局横断型教育プログラムである。本プログラムは、そのうちの大学院生向けプログラムとして実施するもので、プログラムに登録した学生に対して、学際融合・社会連携を指向した双翼型大学院教育システム(Double-Wing Academic Architecture)に則り、異なる学問・研究分野からなる複合領域が学修できるよう人間科学(共生の生態)に関する科目で構成されたプログラムを提供する。多様な文化的・社会的背景をもった人々が、国内外で出会う状況が生まれている今日の社会において、災害や紛争といった状況下ではもちろん、日常生活においても共生のあり方を模索し、問うていくことがますます重要となっている。本プログラムでは人間科学研究科の多様な専門性を生かして、共生について複数の学問領域にわたって学ぶことを通じ、社会的公正のあり方を問い、社会課題の解決に取り組み、共生の実現に貢献できる人材を養成することを目標とする。
身につく能力
本プログラムでの学習を通して、以下の能力を得た方に修了認定証を授与する。
- 複眼的な思考を持ち、人々の多様性を理解できる。
- 人々と対話し関係を築き協働することについて、自分の意見を持ち、論じることができる。
- 共生に関して学んだことを実践に応用したり、課題解決のために生かしたりすることができる。
- 異なる分野にも視野を向け知的地平を広げることができる。
- 新たな知識や技術の組み合わせを試みる創造的な活動ができる。
履修条件・履修方法
【履修対象】
- マルチリンガル・エキスパート養成学部プログラムの「人間科学(共生の生態)」を修了した学生で、令和6年4月に、人文学研究科(外国学専攻、言語文化学専攻、日本学応用日本学コース)の博士前期課程に入学する者。
- 上記1以外で、令和6年4月(又は、10月入学の場合は、令和5年10月)に、人文学研究科(外国学専攻、言語文化学専攻、日本学応用日本学コース)の博士前期課程に入学する(した)者。
【定員】
若干名
【選考】
マルチリンガル・エキスパート養成学部プログラム修了生以外は選考の上、履修生を決定する。