大学マネジメント力養成・向上プログラム
これからの大学は知的基盤社会を先導する重要な役割を担うことが期待されています。そのためには教員のみならず、経営を担う職員も能力を発揮することが必要とされています。本プログラムは、これからの大学や教育組織の経営に携わる者を養成すること、また大学職員のマネジメント能力を向上することを目的として設置しました。本プログラムの科目は、教育学、社会学、法学、社会調査法、大学運営・経営に関わる実務家が教える講義など、人間科学専攻の授業科目にはなかった新たな科目群であり、人間科学研究科大学院生においても自身の専門分野を超えた幅広い素養を体系的に身につけることができ、身につけた知識と能力は大学をはじめとする教育機関、国や自治体における教育行政においても汎用的に活用可能であると考えられます。
身につく能力
本プログラムでの学習を通して、大学のマネジメントに従事する上で必要とされる以下の能力を備えた方に修了認定証を授与します。
- 大学とは何かという根本的な問いに対して、歴史、哲学、法、制度等の面で理解していること。
- 大学について、行政・政策の面と、社会の捉え方(評価)の面から理解していること。
- 大学の組織マネジメントの基礎を、マネジメントの理論と業務分掌から理解していること。
- 大学マネジメントに必要とされる教育学、社会学、社会調査法などを基盤とする各種技術や能力を理解し、それを実際に活用できること。
履修条件・履修方法
大学の職員になることを希望・想定している学生、大学のマネジメントに興味を有する学生、そしてプロジェクト型の学修を取り入れていることから、積極的にプロジェクトに参加する意思を有する学生の履修を期待します。