インターカルチュラル ・コミュニケーションの理論と実践

インターカルチュラル ・コミュニケーションの理論と実践

現代は、グローバル化、ボーダレス化の傾向がますます高まり、言語や文化を必ずしも共有しない人々の間でのコミュニケーションの必要性が大いに高まっています。こうした「インターカルチュラル・コミュニケーション」は、多様な価値観や思考様式への気づきを促す契機となる一方で、様々な誤解や対立を引き起こす場合もあります。このような問題は、自文化で当然とされる言語行動様式等が共有されていないことが原因であることが多いものです。本プログラムでは、現代社会の多言語・多文化化の現状やインターカルチュラル・コミュニケーションに関する基礎理論と分析方法を学ぶと同時に、実際のインターカルチュラル・コミュニケーション場面で生じる問題への対処方法について、実践的な課題を取り上げて議論をしながら検討します。

プログラム種別
高度副プログラム
キーワード
言語 文化 教育
選抜・選考
選抜・選考 なし
修了要件単位数
8単位
公式サイト
https://ciee.osaka-u.ac.jp/education/graduate_school/
プログラム詳細
https://koan.osaka-u.ac.jp/campusweb/campussquare.do?_flowId=FPW4207100-flow&nendo=2024&shikakukbncd=13&shikakucd=21&langkbn=j
知と知の融合

身につく能力

本プログラムの目標は、授業での協働的な学習活動を通じた以下のものです。

  1. 多様性への自覚ができ、地球市民としての知恵を身につけ態度を養う。
  2. 言語や文化、専門分野等、背景の異なる他者とのコミュニケーションの際に他者の話を傾聴できる。
  3. コミュニケーションの分析を通じ、他者への配慮について熟慮しつつ、正確で配慮ある発信方法を獲得する。

履修条件・履修方法

特に資格等はありませんが、異文化への関心が高い人もあまり関心を持たない人も歓迎します。また、現在、異文化の人とのコミュニケーションに問題を感じている人や、将来多文化的な環境の中で生活する可能性や必要性を感じる人も、受講していただきたいと思います。なお、どの授業においても、受講者同士のディスカッションを歓迎します。また、受講者は自身の専門分野について、他の受講者に対し、可能な限り明確に、かつ平易に説明することが求められます。