バイオマテリアル学
高度先進医療福祉社会を築くことは、我が国の緊急課題です。そのためには、新規融合科学である「医工情報学」領域の発展と来るべき社会への適合が必須であり、決定的に不足しているこの領域の人材育成が急務です。本プログラムは、大学院修士・博士課程学生を対象に、特にマテリアルに関する最先端の工学・情報科学と医学・医療の双方に精通し、社会ニーズ・医療ニーズ・患者ニーズを理解したエンジニア、医療技術者をはじめとする多様な人材を育成することを目的とします。
身につく能力
このプログラムの目標は、人の健康への貢献を目的として行われる科学的研究の計画、データの収集、モデル化、解析、診断・評価・解釈において、必要となる基礎的な知識を学び、情報学・数理科学など学問をベースに、理論や実験に代わる新たなアプローチとしてのインシリコ技術、あるいはデータ駆動型の解析技術を、実際の医学・医療分野の課題に適用できる能力を持った人材、すなわち、高度医療情報処理技術者を育成することです。具体的には、データベースの利活用、数理モデル、信号処理、シミュレーションなど多岐にわたる情報工学技術の臨床医学への応用を行えるようになるための講義を行います。最終的には、新規医療機器開発、新薬効果の客観的な評価などを通じて、科学的根拠に基づく医療の推進において中心的な役割を果たす人材を養成することを目指します。
履修条件・履修方法
履修条件や対象となる研究科の制限などは特にありません。