数理モデル
数理モデルを用いて具体的実体を記述し、数学を用いて現象を予測する能力は、理論科学や応用科学にとどまらず、社会的な要請も高い。技術革新と社会構造の変化に対処し、新規性のある研究を牽引する人材を育成するためには、個別の部局や研究室をこえ、産業界との協働も視野に入れた大学院教育プログラムが必要である。本副プログラムは、修了生が数理モデルを自在に操るスキルを習得し、社会や学術研究に還元することを目指す。
身につく能力
本副プログラムはモデリング、シミュレーション、数学解析に関する包括的な教育コースであり、下記の目的をもって開設する。
なお、主専攻とは受講生自身が所属する専攻である。本プログラムでの学習を通して、以下の能力を備えた方に修了認定証を授与する。
- 数理モデリングの基本的な考え方と数理的基礎を理解する
- 主専攻の研究分野に直結する数理モデルを体系的に習得する
- 主専攻でない分野における数理モデリングによって学際的な視点を養う
- 数理モデリングに関する最新の動向の知見を得ている