デジタルヒューマニティーズ
デジタルヒューマニティーズは、伝統的な人文学(ヒューマニティーズ)とデジタルとの有機的な結合により、人類知の取得、解釈、比較、参照,表現の方法などの再構成に取り組む分野横断的な研究・教育領域である。本プログラムは実証主義的なフィロロジー、言語研究、文化研究を基盤として学修するのに加え、文字や紙媒体だけでは不可能な資料・史料の理解やテクストの読み、エビデンスの可視化(visualization)、独創的なリサーチクエスチョンの創成、そして方法論的共有地(methodological commons)に基づく協働(interoperability & collaboration)などを通して、人文知の新地平を切り開く取り組みでもある。テクストや資料、史料に最新の解析技術を応用することにより、従来のリニアなアプローチだけでは不可能な現象の把握や価値の発見、エビデンスの蓄積という営みを通して、人文学データを新たな角度から読みなおすのが当プログラムが目指すところである。
身につく能力
当プログラムは、提供する講義とコースワークを通して、人文学・社会科学の資料を的確に取得、解釈、比較、参照、表現する方法を学び、ニーズに合致した情報の鉱脈を掘り当て活用する高度な「デジタルヒューマニティーズ・リテラシー」を修得することを目標とする。