計算機マテリアルデザイン入門
量子力学に基づく計算機シミュレーションにより、物質の性質を支配する要因を明らかにし、その知見をもとにより望ましい性質を持つ物質を設計する指針を与えることを可能にする計算機マテリアルデザイン手法に関する基礎的な知識と技術を、講義と実習、ラボワークを通じて養う。さらに、経済やエネルギー、環境問題など、人類の将来に関わる重要な問題に関して、量子シミュレーションを活用していく能力を持った人材を育成する
プログラムの特徴
- 大阪大学ASEANキャンパスを活用したオンライン講義科目及び海外実習科目で構成されるハイブリッド型教育プログラム
- プログラム期間内に、ASEANキャンパスを設置する大学等に一定期間短期留学を行う
- 修了要件を満たした者には修了証明書が発行される
身につく能力
- 計算機シミュレーション手法、特に量子力学に基づくシミュレーション手法の物質科学における重要性の理解
- 量子シミュレーション手法の材料設計に関する有用性の理解
- 量子シミュレーション手法のSDGsに関する有用性の理解
- 量子シミュレーションと実証実験の連携に関する理解
- 量子シミュレーションを具体的課題に適用する実践力を養う
履修条件・履修方法
- KOAN掲示板(海外留学)に掲載される募集案内を参照の上、期日までに参加申込手続きを完了させること
- 大学卒(分野は問わない)で、PSA(Practical Study Abroad・海外実習)に参加するために、相手国に渡航するための条件を満たしていること
- プログラム開始の翌年9月末まで在籍予定であること
- 物理、化学、材料科学のいずれかに関する学部レベルの専門知識を有すること
- 選抜のうえ、受講者を決定します
- 計算機シミュレーションによる原子レベルでの物質科学の理解に関心がある学生を歓迎します
- 物理、化学、材料科学、のいずれかの分野について、理工系4年生大学卒レベルの知識を持っていることが望ましい